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8,700人の日本人「投資家」達がアメリカの詐欺師に計1,300億円を騙し取られたと言う投資詐欺事件を検証する

レセプト債破綻 ~株式会社オプティファクター~

以前「日本にもある『MARS買取り屋』」で検証した「株式会社オプティファクター」と同社が運用する医療レセプト債ファンド会社三社が破綻していることが分かった。

以下は讀賣新聞記事二件(何故か他の大手新聞メディアは本件関連の記事の扱いが遅くまた軽い)。
レセプト債4社が破綻、227億円償還不能か
2015年11月08日 09時00分

 医療機関の診療報酬請求権を基に、資産運用のための債券(レセプト債)を発行しているファンド3社と運用会社1社が破綻し、顧客への配当が止まったことがわかった。

 3社の発行債券の残高は約227億円に上るが、数千人の顧客が償還を受けられない可能性がある。ファンドの決算内容に不審な点があることから、証券取引等監視委員会が調査を始めた。

 6日に東京地裁に破産手続きの開始を申し立てたのは、「メディカル・リレーションズ・リミテッド」(東京都新宿区)などファンド3社と、関係する運用会社「オプティファクター」(品川区)。メディカル社は同日付で破産手続き開始決定を受けた。4社の負債総額は約290億円。

 関係者によると、メディカル社などは、病院や薬局が健康保険組合側に請求できる診療報酬の権利を買い取り、元利金の支払いに充てる債券を発行。年利は3%で、国内の七つの中小証券会社が延べ数千人の投資家に販売していたという。
証券会社も「寝耳に水」の事態…レセプト債破綻
2015年11月08日 10時36分

 医療サービスに対して支払われる診療報酬を基にした金融商品(レセプト債)を全国に広めていた資産運用会社「オプティファクター」(東京都品川区)が、破綻していたことがわかった。

 債券を取り扱う証券会社も寝耳に水の事態だといい、ある証券マンは「顧客の資金が焦げ付く可能性がある」と話している。

 診療報酬は通常、患者を診療した医療機関が、健康保険組合側に請求して約2か月後に支払いを受ける。すぐに現金が必要な医療機関はこの請求権を、同社が運用するファンド3社に売却。ファンドは後から手に入る診療報酬を裏付けとして債券を発行し、全国七つの証券会社を通じて投資家に販売していた。

 診療報酬は不正請求でなければ、健康保険組合側からほぼ確実に支払いが行われるため、これを基にしたレセプト債は一般的に安全性が高いとされている。

以下は東京商工リサーチの記事。
~診療報酬債権の流動化システムの構築支援・運営会社~
(株)オプティファクター(TSR企業コード:294367098、品川区西五反田1-1-8、登記上:渋谷区東1-10-9、設立平成12年9月21日、資本金2000万円、児泉一社長)は11月6日、東京地裁に破産を申請し同日、弁済禁止処分および包括禁止命令を受けた。関連の(株)メディカル・リレーションズ・リミテッド(新宿区西新宿6-6-3、設立平成17年7月4日、資本金9800万円、同社長、診療報酬債権等の売買)、(株)エム・アイ・ファシリティズ(TSR企業コード:296508519、品川区東五反田1-20-7、設立平成17年9月15日、資本金1億5000万円、児泉一社長)は11月6日、東京地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。また、メディカル・トレンド・リミテッド(英領バージン諸島、診療報酬債権等の売買)、オプティ・メディックス・リミテッド(英領バージン諸島、診療報酬債権等の売買)も11月6日、東京地裁に破産を申請し同日、保全管理を受けた。保全管理人および破産管財人には、澤野正明弁護士(シティユーワ法律事務所、千代田区丸の内2-2-2)が選任された。なお、問い合わせ窓口としてコールセンター(電話0120-363-355、受付時間は平日の午前9時から午後5時)が開設されている。
 負債はオプティファクターが61億3200万円(平成26年8月期決算時点)、メディカル・リレーションズ・リミテッドが44億4700万円(平成27年4月期決算時点)、メディカル・トレンド・リミテッドが56億6700万円(平成27年3月期決算時点)、オプティ・メディックス・リミテッドは9億3100万円(平成26年12月期決算時点)、4社合計171億7700万円。なお、エム・アイ・ファシリティズの負債は現在調査中。

 オプティファクターは医療機関の診療報酬(レセプト)債権のファクタリングを行うほか、中堅証券会社と協業で診療報酬債権を証券化した「レセプト債」を取り扱い、一般個人投資家向けに販売していた。レセプト債は医療機関が受け取る診療報酬債権を証券化し、元利金の支払い原資とする商品で、安全性の高さが特徴とされていた。
 しかし平成25年3月、児泉収前社長の死去後、決算書に実態のない架空の債権や売り上げが多額に計上されている疑いが浮上。また、関係会社の3ファンド(メディカル・リレーションズ・リミテッド、メディカル・トレンド・リミテッド、オプティ・メディックス・リミテッド)が有するべき現預金や医療報酬債権等のうち、実在性のあることが確認できた資産の合計額が僅少であることが判明。現代表は、ファンドの財務状態を改善するため、診療報酬債権等の取得に向けた積極的な営業、社債の利率や手数料の減額等による経費圧縮等、財務状態の健全化に努めたものの、負債の規模が過大であったため(27年10月時点の3ファンドの発行済債権残高は約227億円)、財務状態を改善することができない状況が続いていた。
 そのようなか、オプティファクターが10月29日、証券取引等監視委員会の調査を受ける事態となり、これ以上社債の新規発行を行うことが困難となった。このため、償還期限を迎える社債の償還・利払いを継続的に履行できず、また、3ファンドの譲受債権の対象医療機関に対する安定的な資金供給ができなくなるため、グループの事業継続を断念し、今回の措置となった。

そして以下はオプティファクターの発表文

平成27年11月6日

関係者各位

株式会社オプティファクターほか
代表取締役 児 泉 一

破産手続開始の申立てについてのご連絡

株式会社オプティファクター及び同社が運用するレセプトファンド3社等につき、平成27年11月6日、東京地方裁判所に破産手続開始の申立てを行いましたので、下記のとおりご連絡申し上げます。


第1 申立会社の概要
破産手続開始の申立てを行った会社は、債券の発行により調達した資金をもって診療報酬債権等の売買を目的とするレセプトファンド3社、及びこれらの運用会社である株式会社オプティファクター他1社(医療経営コンサルティング等を行うことを目的とする株式会社エム・アイ・ファシリティズ(東京都品川区東五反田1-20-7所在))であり、その概要は以下のとおりです。

●レセプトファンド3社
1 株式会社メディカル・リレーションズ・リミテッド(MRL)
(1) 設 立 平成17年7月4日
(2) 本店所在地 東京都新宿区西新宿6-6-3
(3) 資本金 金98百万円
(4) 目 的 診療報酬債権及びその他の債権の売買
(5) 役 員 代表取締役 児泉 一
(6) 総資産3,941百万円、負債総額4,447百万円、純資産△506百万円
(平成27年4月期決算)

2 メディカル・トレンド・リミテッド(MTL)
(1) 設 立 平成22年12月7日
(2) 本店所在地 英領バージン諸島、トルト―ラ、ロードタウン、ネリネチェンバース、私書箱905、ネリネトラストカンパニーリミテッド内
(3) 資本金 金1米ドル
(4) 目 的 診療報酬債権及びその他の債権の売買
(5) 役 員 取締役 コ・ヘン・カン
(6) 総資産4,848百万円、負債総額5,667百万円、純資産△819百万円
(平成27年3月期決算)

3 オプティ・メディックス・リミテッド(OPM)
(1) 設 立 平成16年3月29日
(2) 本店所在地 英領バージン諸島、トルト―ラ、ロードタウン、オフショア・インコーポレーションズ・センター、私書箱957、オフショア・インコーポレーションズ・リミテッド
(3) 資本金 金1米ドル
(4) 目 的 診療報酬債権及びその他の債権の売買
(5) 役 員 取締役 シー・ディー・エス・インターナショナル・リミテッド
(6) 総資産12,497百万円、負債総額12,931百万円、純資産△434百万円(平成26年12月期決算)

●運用会社(アレンジャー)
4 株式会社オプティファクター
(1) 設 立 平成12年9月21日
(2) 本店所在地 東京都品川区西五反田1-1-8
(3) 資本金 金20百万円
(4) 事業内容 上記レセプトファンドの組成及び運用等
(5) 役 員 代表取締役 児泉 一
(6) 総資産6,211百万円、負債総額6,132百円、純資産79百万円
(平成26年8月期決算) 3

第2 申立に至った経緯
オプティファクターは、診療報酬債権の流動化(レセプトファクタリング)システムの構築支援・運営業務を主たる事業とし、同社が組成したレセプトファンド3社(MRL、MTL及びOPM。以下「3ファンド」といいます。)において、証券会社又は証券会社を通じて投資家に対し、社債等の債券を発行して資金を募り、当該資金で保健医療機関の診療報酬債権(レセプト)等を買い取り、その手数料収入を得る事業を展開していました。
オプティファクター及び3ファンドは、前代表取締役である児泉収氏が設立した会社で、前代表者が亡くなる平成25年3月までは、前代表者以外の誰もオプティファクター及び3ファンドの財務状況を把握することができない状況でした。
現社長の児泉一氏が代表取締役に就任した平成25年3月以降、オプティファクター及び3ファンドの財務状況を確認したところ、決算書に実態が不明又は実在性の確認できない資産や売上が多額に計上され、3ファンドの有する現預金や診療報酬債権等のうち、実在性のあることが確認できた資産の合計額は、3ファンドの債券の発行残高に比べて明らかに僅少であることが判明しました。
現社長は、ファンドの財務状態を改善するため、診療報酬債権等の取得に向けた積極的な営業、社債の利率や手数料の減額等による経費圧縮等、財務状態の健全化に努めてきましたが、負債の規模が大きすぎたため(平成27年10月現在3ファンドの発行済債券残高約227億円)、財務状態を大幅に改善することはできない状況が続いていました。
そうした状況下、オプティファクターは、平成27年10月29日、証券取引等監視委員会の調査を受け、これ以上社債の新規発行を行うことは困難と判断しました。起債を行わなければ、その後に償還期限を迎える社債の償還・利払いを継続的に行うことが困難であること、また、3ファンドの譲受債権の対象医療機関に対する安定的な資金供給もできなくなり、診療報酬債権の流動化システムの構築支援・運営業務を継続することができない状況となったことから、上記破産申立てに至った次第です。
今般の破産手続開始の申立てにより皆様には多大なご迷惑をおかけすることとなり、深くお詫び申し上げます。

第3 今後の手続き
平成27年11月6日午後5時00分、東京地方裁判所より、株式会社メディカル・リレーションズ・リミテッドに対し破産手続開始決定が、メディカル・トレンド・リミテッド及びオプティ・メディックス・リミテッドに対し保全管理命令がそれぞれ発令され、同時に、澤野正明弁護士が、裁判所から破産管財人及び保全管理人に選任されました。今後、3ファンドの資産に関する管理処分権は、全て破産管財人又は保全管理人である澤野正明弁護士に移転します。
今後は、裁判所並びに破産管財人及び保全管理人である澤野正明弁護士の管理下で、3ファンドの財産の保全・換価、負債その他不透明な取引関係及び配当財源の有無等の調査が進められる予定です。
なお、オプティファクターについても、平成27年11月6日午後5時00分付で、東京地方裁判所より、弁済禁止処分及び包括禁止命令を受けました。これにより、オプティファクターは全ての債権に対する弁済が禁止されております。オプティファクターについても、近日中に破産手続開始決定がなされる予定です。

第4 お問い合わせ先等について
オプティファクター及び3ファンドの破産手続の進捗状況については、下記ホームページを随時更新して情報提供を行いますので、適宜ご参照くださるようお願い申し上げます。
また、お問い合わせにつきましては、以下のコールセンター宛にご連絡くださるようお願い申し上げます。
ホームページ(株式会社オプティファクター)
【URL】http://www.opti-f.co.jp/
コールセンター
【電話番号】0120-363-355
【受付時間】月曜日から金曜日 午前9時から午後5時まで

以 上


以前「日本にもある『MARS買取り屋』」の記事を書いた時は拙者の不勉強で解明していなかったが、オプティファクターが買い取った診療報酬請求権を特定目的会社(SPC=ファンド3社)に売却し、SPCはそれを債券化してアセットバック証券(特定資産=医療報酬請求権の裏付けのある債券、Asset Backed Security、ABS)として証券会社を通じて一般投資家に販売していたようだ。記事にもあるように、一般にアセットバック証券は裏付け資産がある分安全性が高く、しかもそのアセット(資産)が医療報酬請求権と言うかなり「カタイ」ものなのに破綻したと言うことは不正の疑いが強い。

このような高利貸から医療機関が227億円ものファクタリングと言う名の高利資金調達をしていることに驚くが、それ以上にそのようなファンドが死んだ前社長しか財務内容を知らない状態で運用・運営され、しかもそのようなファンドの債券を証券会社が一般投資家に販売していたことに驚く。もっとも、こちらの情報によればオプティファクターの従業員は僅か5人だから、「オヤジが全てを知っている」「オヤジしか知らない」はあり得た。現社長の児泉一氏は前社長故児泉収氏の子息か?

発表文中の「起債を行わなければ、その後に償還期限を迎える社債の償還・利払いを継続的に行うことが困難」は要するに現在の債務(借金)の利払いと償還(返済)を新規の借入で賄うポンジースキームのことであり、「(前)社長のみ」と相まって何だかMRIの件とよく似てきた。日本国内で起きた詐欺事件として早晩司直の手が入ると思われるが、その際は(多分実体を把握せずに)このファンド債券を販売していたという証券会社七社も一定の責任を免れられないだろう。合衆国ならすぐに投資家達からクラスアクションが提起される案件だと思うが、日本ではどうなるのだろう?

日本の総医療費約40兆円(2013年度)のうちどのくらいの金額がレセプト債として市場に出回っているかに興味があり調べてみたが、今のところ不明。

2015年11月9日追記
ロイターズによれば、本件は証券取引等監視委員会がアーツ証券(東京都、従業員数23人=2015年11月9日現在得られた情報、以下同様)を検査中に同社の「重要な取引先」であるオプティファクターの経営破綻が発覚し、現在も調査中と言う。オプティファクターのレセプト債を扱っていたのは、アーツ証券のほか、これらの証券会社とレセプト債の関わりについては「破綻したレセプト債(診療報酬債権)を売っていたと思われる証券会社7社」が詳しい。

同記事(ロイターズ)によれば
六和、上光の各社は現在、財務局が調査している。監視委は今後、他の4社も調査する可能性がある。

関係者によると、金融庁は上記の証券会社に対して、情報収集と顧客への説明を徹底するよう求めているが、適切に販売していたのか、商品性の吟味に問題はなかったのかなどの点で問題があれば行政処分に発展する可能性もある。
とのこと。

拙者は四半世紀に渡って証券投資を行っており複数の証券会社に口座を持っているが、当初から取引自体はオンラインで行っており(拙者の資産程度の個人顧客に対してはそもそも証券会社は対面取引を行っておらず、支店の窓口に出向いても「あそこのPCでやってね」と同じフロアにあるPCのブース使用を促される)、年に数回「優良顧客」の特典で証券会社の担当者と対面や電話で税対策や投資戦略などの一般的な事項について無料相談に与る程度。

オプティファクターのレセプト債を扱ったとされるこれらの証券会社はそれぞれウェブサイトがあるもののオンライン取引などの現代風の仕組みとは無縁の従業員数20人台から最大のおきなわ証券でも100人ちょい超えの零細証券会社のようで、旧来の外務員が金満家を訪問して勧誘・取引を行うことが主体の「地域型」証券会社なのだろうか?ただしおきなわ証券は日本アジア証券=従業員437人の中堅どころ=が98%の株式を持つ事実上の子会社、また上光証券の現社長は元北洋銀行=従業員3,284人の準大手=常務なので事実上北洋銀行の証券部門なのかも知れない。しかし石川県所在の従業員数33人の竹松証券は現社長が竹松 俊一氏と言う姓名だから竹松氏の祖先が1929年に創業した父ちゃん母ちゃん商店か?2015年11月9日現在、これらの証券会社七社のウェブサイトのいずれにもオプティファクター事件に関する記事は見つからない。

アーツ証券のウェブサイトには2013年12月26日付で以下のような記事があり、多分これがオプティファクターのレセプト債のことと思われる。
売掛債権を原資産とする金融商品

売掛債権を裏付資産として取得し証券化した金融商品です。
(裏付資産)
売掛債権とは、企業の営業活動によって提供する商品やサービスに対して、その商品やサービスの代金決済期日前で受領していない決済代金の請求権利のことをいいます。通常の企業間の取引においては、代金の決済日まで一定の猶予期間がありますので、資金ニーズのある請求企業側(商品・サービスの提供企業)は決済日までに売掛債権を売却して、早期に決済代金の資金化を図ることができます。
また日付不明で以下の記事もある。
診療報酬債権等を原資産とする金融商品

診療報酬債権等を裏付資産として取得し証券化した金融商品です。
(裏付資産)
診療報酬債権等とは、保険医療機関等が提供した医療・介護サービスに対して、社会保険・介護保険が適用となる部分についての支払基金等に対し請求することのできる支払請求権のことをいいます。

アーツ証券のホームページ(2015年11月9日閲覧)には以下のような「『証券会社のための証券会社』を目指す」だとか「ブティック型の新しいタイプの証券会社」だとかの訳の解らない能書きが並べられており、同社の企業理念は少なくとも「顧客・投資家のための証券会社」を目指すことではないのは確実そうで、むしろオプティファクターのようなバッタものを客に売りつけて荒稼ぎをすることが本領ではないかと邪推したくなる。

arts-securities.png

2019年1月9日再追記
このブログの読者から以下のような情報提供があった。いずれも真偽は未確認。
違法な将来債券買取を実行していた。
これが事実

2015-11-10 01:51 : 名無しさん

> 違法な将来債券買取を実行していた。
> これが事実
コメントありがとうございました。

「違法な将来債券買取」とは、原記事(http://jwol8181.blog.fc2.com/blog-entry-81.html)の「2015年1月14日追記」で触れた「流動化のモデルケース」と称するページの「診療済(請求済)の診療報酬のファクタリングが原則ですが、場合によっては診療前(請求前)の診療報酬についてもその金額を予測して事前に資金化することも可能です。」と言う件でしょうか?

記事に書きましたが、このような「将来債」はまだ発生していないので当然買取りの対象にはならず、「事前に資金化」とは言っても実態は無担保融資に過ぎずそれを本来診療報酬の裏付けのあるはずのレセプト債として証券化して販売するのは違法でしょう。

更なる情報提供を歓迎します。

2015-11-10 02:37 : jwol8181

その通りです。場合によっては実績プラス2ヶ月な将来債権の買取りがありました。
貸出を含めかなりの金額はありました。全く実態のないという報道もありますが、それは間違いです。

コンサルティング会社についてはブローカー集団ではなく、国立病院も含め300病院程の実績のある企業です。
役割としてはオプティ社の信頼性をあげる部分ではかなりの役割を果たしていたと思います。金融ベースよりもコンサルティング会社を持つ方が信頼性があがる。その流れですね。
またコンサルティング企業から派生したメディカルインプルーブメント研究会というものもあり、厚労省や大学教授などを巻き込み、コンサルティング会社の信頼性をあげていくことで、金融ベースの集客から医療関連企業の一サービスという位置付けで貸出、出資をあつめていたのかもしれませんね。

2015-11-10 08:14 : 名無しさん

オプティ社は証券免許、金融免許は無いため、募集はクローズドインベストメントであるが、アーツ証券などの中小地方証券などを通して販売されていた。ちなみにアーツ証券については株主はオプティ社であり事実上の子会社化していた。
その他の募集方法としては海外投資家の募集などを行っていた。とくに華僑の出資は特に多かったと記憶している。

2015-11-10 08:25 : 名無しさん


とても興味深い情報をいただいた。感謝申し上げる。

再三書いたように、「将来の医療報酬債権」なるものはまだ発生していないのだからそれを「買い取る」訳にはゆかず、「将来の医療報酬債権」に対して金銭を医療機関に渡すことはファクタリングではなく単なる無担保融資だから、幾らその医療機関が過去に実績があろうとそれについて第三者から資金集めをしても当然裏付け資産(債権、アセット)のあるレセプト債にはなり得ず、それをレセプト債として販売していたなら明らかな詐欺行為だろう。

またアーツ証券がオプティファクターの事実上の子会社と言うことは、融資をファクタリングと偽る上記の不正(がもし真実とする)と、報道と発表文にある「決算書に実態が不明又は実在性の確認できない資産や売上が多額に計上され」ていた事実をアーツ証券が承知の上で不当にオプティファクターの債券投資を募った可能性も出てくる。アーツ証券の従業員数が23人と零細なことと、ロイターズの記事
監視委が10月中旬からアーツ証券(東京都)を検査するなかで、同証券の重要な取引先であるオプティ社の経営が厳しい状況に陥っていることが発覚。
太字は拙者)とあることも「子会社説」を支持する。以下の讀賣新聞の報道にはオプティファクターのレセプト債を扱っていたアーツ証券が「我々も被害者」などと言っているとあるが、もし同社が事情を知りつつオプティファクターのレセプト債販売に手を染めていたなら、このセリフは「嘯く」とか「盗人猛々しい」と言う言葉を連想させる。
「安全だと思ったのに」…証券各社に苦情相次ぐ
2015年11月09日 14時43分

 問題のレセプト債を販売していた証券各社には、ファンドの破綻を知った投資家から問い合わせが相次いでいる。

 債券を他の証券会社にも紹介していたというアーツ証券。8日に都内で顧客向けの説明会を開いたところ、100人弱が出席したという。同証券は取材に対し、「私たちも被害者。寝耳に水で困っている」と話した。

 金沢市の竹松証券ではこれまで、286の個人・法人に計29億6600万円分の債券を販売した。不正請求でない限り、健康保険組合側からほぼ確実に支払われる診療報酬を基にしたレセプト債は、一般的に安全性が高いとされる。ファンドの破綻を知った購入者からは、「安全だと思って買ったのに」などの苦情が寄せられているという。


いただいた情報の
貸出を含めかなりの金額はありました。全く実態のないという報道もありますが、それは間違いです。
と言う部分は、MRIが全くのポンジースキームのみの詐欺会社ではなく、集めた600億円~1300億円と言われる資金のうち僅か18億円程度とは言え実際に「MARS買取り」を実施していた事実と重なってくる。

2015年11月10日再々追記
アーツ証券の資本関係について調査したところ「【関連銘柄】オプティファクターの「レセプト債権販売支援」してたアーツ証券は、かつて『インタートレード(3747)の子会社』だったよ」と言う記事が見つかった。

この記事の「まとめ」を引用すると
  1. オプティファクターのレセプト債販売は2000年~
  2. インタートレードがアーツ証券を子会社したのは2005年
  3. インタートレードの2008年の決算短信に「診療報酬債権流動化証券等の金融商品の販売」が好調と記載
  4. その頃に何故か監査法人がアヴァンティアに変更
  5. インタートレードは、2009年9月期を境に業績は悪化の一途
  6. 2012年にインタートレードがアーツ証券を完全に連結除外
  7. 2015年にオプティファクターが破産(今ココ)
となるが、6.の「2012年にインタートレードがアーツ証券を完全に連結除外」は2012年9月28日にインタートレードが所有していたアーツ証券の22%の持ち株をアーツ証券社長川崎正氏ほか個人1名に譲渡した結果とされる。インタートレードは金融情報・トレーディングITからキノコ栽培まで手掛ける従業員113人の上場(東証二部)企業。この時点でのオプティファクターが所有するアーツ証券の株式は発行済株数の11.8%に過ぎないから、この状態が現在まで続いているとすると、オプティファクターがアーツ証券に影響力を持っていたことは真実としても、提供いただいた情報の「アーツ証券はオプティファクターの事実上の子会社」と断定するのは少々苦しい感じがするがよく分からない。

…と思ったら、上記「持分法適用会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ」に記載されているアーツ証券の筆頭株主(55.7%)の「株式会社GLOBAL CORE」(アジア圏の国際貿易及び経営コンサルティング?)はオプティファクターの現社長児泉一氏が代表者だから、2012年の上記資本関係が現在もそのままなら、児泉一氏配下の両社合わせてアーツ証券の株式の2/3超の67.5%を所有し、「アーツ証券はオプティファクターの事実上の子会社」は間違いなさそうだ

2017年1月5日追記
上記当事者会社のその後。
  • オプティファクター ウェブサイト消滅
  • GLOBAL CORE ウェブサイト消滅
  • アーツ証券 2016年3月31日付で破産手続き開始(東京地方裁判所平成28年(フ)第555号)、2016年10月末日で事務所閉鎖の管財人弁護士による公告
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2015-11-08 : レセプト債 : コメント : 5 : トラックバック : 0
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Re: グローバルコア
情報提供ありがとうございます。

> 追加のファンド、グローバルコアも破産申請
児泉一氏の関わるビジネスは総崩れの感じがしてきましたね。
この件はもう積極的に追っていませんので「追加ファンド」とやらは初耳です。
エム・アイ・ファシリティズのコンサルティングは悪くないようですから、その部門だけどこかに売ってあとは破産と言う筋書きでしょうか。
2015-11-22 05:43 : jwol8181 URL : 編集
No title
追加のファンド、グローバルコアも破産申請、まだおもしれい事は続きますよの一部ですね。まだまだ
2015-11-22 03:07 : 名無しさん URL : 編集
No title
http://image.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&p=%E3%82%AA%E3%83%97%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC+%E5%85%90%E6%B3%89#mode%3Ddetail%26index%3D3%26st%3D0

右が児泉親子
手前が今回問題の本人。
目上の人間の前でもこんな態度をしてしまうような人間
2015-11-15 01:50 : 名無しさん URL : 編集
Re: 児泉一氏
コメントありがとうございました。やはり前代表故児泉収氏と現代表児泉一氏は親子なのですね。

オプティファクターとエム・アイ・ファシリティズのコンサルティングも叩くといろいろ面白そうな話が出て来そうですが、それらはこのブログの医療債権と・または日米にまたがった証券投資詐欺と言う興味分野の外のようです。
2015-11-13 09:40 : jwol8181 URL : 編集
一連の情報提供者ですが全て事実ですよ。
ちなみに2人の関係は親子です。
1980年生前職は某大手保険会社

コンサル会社の実績も公的病院なら社名、入札情報で検索できますし、コンサル会社の外郭団体の集客力やお役人さん、教授関連は研究会の名前を見つけたら出てくる事でしょう。

今からまた面白いことが起きると思いますよ。
2015-11-13 02:22 : 名無しさん URL : 編集
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